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或る老人 運転免許を手放さない

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その老人は施設(有料老人ホーム)に入居させられる(捨てられる)その日まで運転免許を手放さなかった。聞けば、つい最近まで家族の目を盗み車を運転していたのだという。恐ろしい話だ。

 

老人いわく、足腰も弱ってきて自転車にも乗れなくなった、歩くにも長い距離を歩けない、外に出る為には車が必要だった、のだと言う。家族もそんな老人の訴えは理解するが、やはり、高速道路の逆走やヒトとの接触事故、そんな老人関連のニュースが流れては心配し、運転免許を手放すように勧めたが本人は断固拒否したそうだ。

警察に相談しても、『ご家族のことは、、、』と逃げられ、主治医にしてもやんわりとしか本人に話してくれない、ケアマネージャーに至っては、『ある意味車の方が安全ですよね』と本人の主張をそのまま認めてしまう始末だったのだという。

 

 

response.jp

情報サイト「認知症ONLINE」を運営するウェルクスのアンケート調査によれば、

認知症の兆候がある家族の運転を止めた経験が「ある」と回答したのは74.1%。そのうち、「本人納得の上で中止してもらえた」は19.7%、「あまり納得はしていないが中止してもらえた」が28.1%、「鍵を隠す等、本人の納得なく中止した」が13%。運転を中止できている家族は合計6割以上だった。

一方、「本人が納得せず中止できない」の回答は28.9%。運転をやめるよう働きかけても、3割近くは本人の理解を得られず運転を止められていないことが分かった。

のだという。老人から免許を取り上げるのは至難の業のようだ。

ちなみに、ここ数年、高速道路を逆走したり、アクセルとブレーキを踏み間違えたりするといった、高齢者の重大事故がいくつも報じられているが、警察庁の統計によると、75歳以上の高齢者が起こした死亡事故は、15年は全体の1割超も占めている。かなり多い。

強制的に免許を取り上げるコトのできる仕組みがあれば良いのだが、認知症の兆候のある老人であれば、免許などなくても家族の目を盗み運転をするかもしれない。“なりかけ”の老人はある意味で怖い存在である。

 

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