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介護業界にリーダー職の育成は急務だけれども、そこに求められるリーダー論はちょっと違うと思う

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こんな記事がアラートに流れてきた。

www.chunichi.co.jp

介護現場に今足りていないのは介護職だけではなく、『それをマネジメントする管理職クラスの人材だ』という意見には同意できる。確かに、うちの施設でも足りていない、と言うより居ない。

ただ、中日新聞記事中、京都女子大 太田貞司教授の言う、

介護職がチームで少人数を介護する施設が増える一方、『チームをまとめる教育を受けていない』と、リーダーを辞めてしまう人もいる。

は違うと思う。

私の経験から言えば、第一にチームをまとめる教育を受けていないからではなく、そもそも、施設側がリーダーや主任などの役割と責任に応じた、必要な権限、裁量を与えていない(それを拒否している場合もある。)、第二に、福祉特有の“皆の話を聞いて、協力し合う態勢をつくっていく”などと言っている仲良し並列精神がいけない。

権限も裁量もなく力がない役職の人間の言うコトなど誰も聞かないだろうし、リーダー自身が“みんなが”とか“みんなで”とか言っている内は何も決まらない。

結局、意思決定において“みんなで”とか“みんなが”という言葉が横行するのは、誰も責任を取りたくないから責任を均等にシェアしようとしているにすぎない。リーダーまでその輪の中に入ってしまうのなら、一体、誰が“決定”を下すというのだろう?リーダーの本質は決定、決断を下し、仕事を最良に導く為だけにあると言うのに、、、。

しかし、その輪の中に入ってしまいたい気持ちは理解できる、何故ならば、その決定、決断への責任に対して、権限や裁量、時には給料、すべてがその役割に伴っていないのなら気持ち的に楽をしたいというのが人間だ。つまり、そもそも、介護福祉業界は一般的に土壌が悪い。その土壌を改良しないコトには何も始まらない。

 

ただ、本来の社会福祉法人の使命を忘れて私物化に走っている経営陣が多いこの業界の土壌改良はよほど思い切ったコトを国がしない限り無理だというのが現実のように見える。

 

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