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“artext.design”はただのブログです。 一見、何の変哲もない静かなブログですが、 いつでも野望は100万PV。 私は文で呼吸したい。


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或る老人 三食昼寝付き、車送迎付きの姥捨て山

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嘆く年寄りがいる。 「あぁ、ついに姥捨てされてしまった。私は捨てていないのに。最期まで看取ったのに。」

 

施設といえば、そこはまだある程度物事への理解ができる年寄りにとっては姥捨て山のようなものなのだろう。今でも、入所の際に涙を流しながら「ごめんなさいね」などと謝っているご家族もいるので、その気持ちは根強い。

ただ、最期まで看取ったといっても、今と昔ではそこからの余命が違う、看るであろう年数が違う。今のように核家族の少子化で、結婚すると、父2人、母2人の4人親が全員要介護なんてコトもない。実に大変さが違う。まぁ、そんな社会的なコトを認知症の老人に理解させるのは難しいので、うんうん、と聞いてあげるしかない。実際、そう感じてしまっているのなら仕方のないコト。実際、望んで来る、自ら気持ちの折り合いをつけてから来る年寄りなどほとんどいないのだから。

さて、こんな言葉を吐いてしまうショートステイの利用者もいる。

そんな利用者には笑いながらいつもこう返すことにしている。

「贅沢者~!三食昼寝付き、車送迎付きの姥捨て山なんかあるもんかい!」と。

 

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