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Essential Dementia Care Guide 8 自分のケアや思想に不安を感じたときの処方箋 Ⅰ

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介護の仕事には“間違い”はあっても、正解はない。

仕事は人員不足、時間不足、、、ときには自分の体調や運に左右され、 365日、変わらず一緒にいることで、目の前にいるお年寄りとの関係性も曖昧になる。

ふと思う。私、大丈夫かな?

もしも自分の仕事やその思想に不安を感じたのなら、わたしたちの仕事は法律に明記されているということを思い出すといい。

老人福祉法

第二条(基本的理念)

老人は、多年にわたり社会の進展に寄与してきた者として、かつ、豊富な知識と経験を有する者として敬愛されるとともに、生きがいを持てる健全で安らかな生活を保障されるものとする。

介護保険法 

第一条(目的)

この法律は、加齢に伴って生ずる心身の変化に起因する疾病等により要介護状態となり、入浴、排せつ、食事等の介護、機能訓練並びに看護及び療養上の管理その他の医療を要する者等について、これらの者が尊厳を保持し、その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう、必要な保健医療サービス及び福祉サービスに係る給付を行うため、国民の共同連帯の理念に基づき介護保険制度を設け、その行う保険給付等に関して必要な事項を定め、もって国民の保健医療の向上及び福祉の増進を図ることを目的とする。

特別養護老人ホームの設備及び運営に関する基準

第二条  (基本方針)

特別養護老人ホームは、入所者に対し、健全な環境の下で、社会福祉事業に関する熱意及び能力を有する職員による適切な処遇を行うよう努めなければならない。
特別養護老人ホームは、入所者の処遇に関する計画に基づき、可能な限り、居宅における生活への復帰を念頭に置いて、入浴、排せつ、食事等の介護、相談及び援助、社会生活上の便宜の供与その他の日常生活上の世話、機能訓練、健康管理及び療養上の世話を行うことにより、入所者がその有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるようにすることを目指すものでなければならない。
特別養護老人ホームは、入所者の意思及び人格を尊重し、常にその者の立場に立って処遇を行うように努めなければならない。
特別養護老人ホームは、明るく家庭的な雰囲気を有し、地域や家庭との結び付きを重視した運営を行い、市町村(特別区を含む。以下同じ。)、老人の福祉を増進することを目的とする事業を行う者その他の保健医療サービス又は福祉サービスを提供する者との密接な連携に努めなければならない。

第二章 基本方針並びに人員、設備及び運営に関する基準

第三十三条(基本方針)

ユニット型特別養護老人ホームは、入居者一人一人の意思及び人格を尊重し、入居者へのサービスの提供に関する計画に基づき、その居宅における生活への復帰を念頭に置いて、入居前の居宅における生活と入居後の生活が連続したものとなるよう配慮しながら、各ユニットにおいて入居者が相互に社会的関係を築き、自律的な日常生活を営むことを支援しなければならない。
ユニット型特別養護老人ホームは、地域や家庭との結び付きを重視した運営を行い、市町村、老人の福祉を増進することを目的とする事業を行う者その他の保健医療サービス又は福祉サービスを提供する者との密接な連携に努めなければならない。

第三章 ユニット型特別養護老人ホームの基本方針並びに設備及び運営に関する基準

指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準

第六十二条

指定地域密着型サービスに該当する小規模多機能型居宅介護(以下「指定小規模多機能型居宅介護」という。)の事業は、要介護者について、その居宅において、又はサービスの拠点に通わせ、若しくは短期間宿泊させ、当該拠点において、家庭的な環境と地域住民との交流の下で、入浴、排せつ、食事等の介護その他の日常生活上の世話及び機能訓練を行うことにより、利用者がその有する能力に応じその居宅において自立した日常生活を営むことができるようにするものでなければならない。

第四章 小規模多機能型居宅介護 第一節 基本方針

第八十九条

指定地域密着型サービスに該当する認知症対応型共同生活介護(以下「指定認知症対応型共同生活介護」という。)の事業は、要介護者であって認知症であるものについて、共同生活住居(法第八条第二十項 に規定する共同生活を営むべき住居をいう。以下同じ。)において、家庭的な環境と地域住民との交流の下で入浴、排せつ、食事等の介護その他の日常生活上の世話及び機能訓練を行うことにより、利用者がその有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるようにするものでなければならない。

第五章 認知症対応型共同生活介護 第一節 基本方針

 

そして、次に思うべきは自分の働く職場の理念。自分はその理念に沿ったサービスを提供できているのだろうか?と。

社会福祉法人の理念をネットで検索すると、概ね、こんなキーワードが出てくる。

・人権尊重

・自立支援

・地域社会(福祉)への貢献

・一人ひとりを大切(大事)に

・感謝の心

・笑顔

・豊かな(潤いのある)生活の創造(構築)

…etc

 

概ね介護保険法のこの“目的”の部分の上に“尊厳”とは何か?“自立支援”とは何か?その為にできることは何か?を法人が考えて、“こうありたい”を明文化しているものなので、少なくとも自分の職場の理念に反していないのなら、“正解”ではなくとも、“間違って”はいないのだろう。

ところで、福祉における“尊厳”を守るコトをこのように解釈した先生がいるという。

尊厳とは“ヒトがそもそも持っている幸せを追求する権利、ないしそれを追い続ける為の力”であって、他者との関係性の中に生まれるものであり、それはヒトとヒトとの間に生まれるその人自身の価値である。しかしながら、ヒトは障害等の理由によりその権利ないし力が著しく損なわれるコトがある。それを守るコトとは、失ったそれを取り戻す為の支援を行うこと言える。つまり、自立支援と尊厳を守るコトは同じ意味を持つ。

なるほど、なんて素敵で詩的な言い回しなのだろう。こう捉えれば、わたしたちにとって“尊厳”という大事であるコトはわかるけれども、雲を掴むようなそれをぐっと身近にしてくれる。

参考文献・引用文献 認知症介護実践者研修資料・社会福祉学習双書2015
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